■フィンランドにビュッフェ形式のレストランが増えたのはヴィーガンフレンドリーだから?!
2019年フィンランド旅行で、2016年旅行では感じなかったことがありました。
それはカフェやレストランでの食事がビュッフェ形式がかなり多く感じたこと。街を歩きながら横目にレストランを見るのですが、ヘルシンキ近郊や駅ビルの飲食店のほとんどでビュッフェ形式なんじゃないかと思うくらい。
またメニューにVマークなどの表記がされているところもありました。
2016年の旅行ではカフェには何店舗か行ったものの、外食することが少なかったので気づけなかったかもしれませんが、2019年はランチに行った数店舗はすべてビュッフェ形式でした。
フィンランドでは一般的に日本よりも外食費の相場が高いのですが、ビュッフェ形式は価格も比較的リーズナブルで行きやすいとあって2019年の旅行ではヘタレな自分も何店舗かチャレンジしました。
その時は街にイスラム系の人を以前よりよく見かけたため、国際化対応のためにベジタリアン、ヴィーガン対応店舗が増えたのかな?くらいにしか思いませんでした。
2019年度のPublic Library of the Year(公共図書館オブ・ザ・イヤー)にも選ばれた中央図書館にはチョコレートで有名なFAZER(ファッツエル)が経営しているカフェレストランがあります。
コーヒーやケーキ、パンなどカフェ利用の他にビュッフェ形式で朝食、ランチ、夜の軽食までいただけます(ただしお代わりはできずワンプレートに載る分だけ)。2019年旅行では何度も訪れ一度だけですが、ランチをいただきましたが、ものすごーく美味しかった!またヘルシンキに行くときには絶対行きます。
余談ですがビュッフェランチで飲めるコーヒーが北欧コーヒーらしい酸味とフルーティーで、かなり私好みでした。おいしかったな~。
2020年11月現在、私も世界の流れに乗って(?)ヴィーガン生活を始めているのですが、ヴィーガンになろう!と情報収集していく中で2019年のフィンランド旅行のことを思い出し、世界中で必要性が叫ばれている中さすがちゃんと対応していて、フィンランドという国が改めて好きだなと感じました。
■日本でも少しずつ増えているベジ・ヴィーガン対応
私は現在東京に住んでいて、仕事の関係で色々な街に行ってランチを食べますが本当にヴィーガン対応はおろかベジタリアン対応のお店はありません、ってくらい無いです。私は個人店にもよく入りますがパッと入るお店で対応していたことは過去一度もありません。
もちろん、探せばあります。ファミレスなどチェーン店には成分表示があるお店もありますよね。ただし時間や場所や仕事仲間のことも考慮しつつヴィーガンの店を選べることなんてほぼありません。
ヴィーガンに関しては一般的には誤解が多いので今の段階では身近な人を除いて公表していません。昼食をコンビニで済ますことはほぼ無いけれど、コンビニで探そうにも添加物問題もあり結構難しいのが現状。
(添加物の原料が動物性ということがあり、添加物は徐々に慎重になっていきました)
外食はまだまだハードルが高いので現時点での解決策としては、できる限りお弁当を作って持って行っていく選択肢しか私には考えられませんでした。
ただコロナの影響もあり今年一年で毎日自炊しているので、苦にはなっていないです。
そんな中、我らが日本企業モスバーガーがプラントベースの「グリーンバーガー」を発売してくれましたね!
先行販売開始は東京。神奈川の9店舗で、全国発売は5月21日からということで、
当然私も食べたいと思いネットで原料を調べていると、添加物について触れている記事があり、、
どうやら添加物もりもりらしく未だに食べておりません。残念!
モスは個人的に応援したい企業ではあるものの、価格を考えるとやっぱり添加物フリーというわけにはいかんよね。
また、ドトールでもすべてプラントベースの「全粒粉サンド 大豆ミート ~和風トマトのソース~」が2020年9月17日に発売されました。
どちらも機会があれば食べたい気持ちはあるのだけれど、機会をうかがっています。
■日本のスーパーでのベジ・ヴィーガン対応は品揃え不十分
大豆ミートであればたいていのスーパーにありますが、メーカーは選べず1択ということも多いので、これから競合が増えればより好みの商品や、添加物フリー、価格幅が増えるなど選択肢が増えると予想されます。
ヴィーガン先進国?多様性の国アメリカと比べると10年くらい遅れるのかなという印象で、これまで行ったスーパーや自然食品の店ですらまだ選択肢が少ないので、私はサプリやプロテイン、お菓子などの加工食品はAmazonやiHarbなどでネット購入しています。
日本企業が作ってくれるのを待ってられない!という人はiHarb等を利用してアメリカ製品を買うのが今は手軽で良いかもしれません。(写真はヴィーガンになる前の購入品です)
また競合が多く価格面からも大豆ミートや豆類、ナッツ類はネットで購入した方が大容量で安価なものが多いです。
最近はふらっと立ち寄ったスーパーでビヨンドTofuやプラントベースのチーズなども見かけますが、やはり選択肢は無く、これから色んな企業が参入してくれることを願うばかりです。
私としてもわざわざ飛行機や船のエネルギーを使って運ばれる海外製品より、よりよい日本製造の商品があればそちらを選びたいです。
■日本人のヴィーガン人口が増えるのは急務、微力ながら発信しなきゃと感じる
正直、ヴィーガンに一気に変わるのはハードルが高いです。栄養やレシピなど知識もかなり必要だし、働きづめの方や普段自炊しない人に薦めても時間が無い、何食べれば良いの?と一蹴されそうです。
ヴィーガンは個人の自由、という考え方もありますが、環境問題を考えると特に先進国は必要に迫られていると思います。新興国の人が肉や魚を食べる割合が増えている現状、どこかで抑えないと本当にもう気候変動を抑えることができず、サンゴ礁の壊滅、たくさんの虫や動植物の死、結果多くの人間亡くなることは必然だからです。
数年かかってでも良いから、とか少しずつみんなが変えていけるようになれば、なんて優しいことを言ってられないんだなと知ったので私は行動しました。
誰が悪いかとかそんな告発はできないししませんが、知っているかいないか、がすべてでそれを考えると日本人は知らなすぎるかもしれません。
まあ私は知らないことは罪と考えるので、そうなると知らない人は犯罪者になってしまうけど、、そう仮定すると少しでも犯罪者を減らす努力はしたいです。
欧州ではコロナの前まで特に連日ニュースに取り上げられていたという状況と比べると、どうしても日本ではだれか(一部の企業)が得する情報に偏っているなと感じます。
本当に必要な情報が情弱な一般人まで降りてきていない。
もちろん私も今年始めたのは遅かったなととても反省しています。日本人も決して知らないはずはないんですが、どこか他人事で行動に移す人が全然いない。「ほかの人も誰もしていない」。
日本人である私が発信しようと思ったのは、私がヴィーガンを始める直接のきっかけになったのが日本人の発信者の声をきいたからです。
■唐突ですが各国の国民性がわかる「沈没船ジョーク」の話知っていますか
(背景:世界の国々の人達が乗るある船が座礁してしまう。船長は乗客の命を救う為には船からスムーズに飛びおりさせなければならない。船長は知恵をしぼり、出身国ごとに声をかけた・・・)
船長の掛け声を3か国紹介します。
アメリカ人「あなたがここで飛び降りたらヒーローになれますよ」
イギリス人「あなたがここで飛び降りたら紳士だと思われますよ」
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日本人「ほかの人はみんな飛び込んでますよ」
これをきいて、やっぱりなるほどと思いました。誰もしていないのであれば自分もする必要がなく、日本では難しいかなと感じてしまいました。
その一方で、日本人の好きな「流行り」「ブーム」は日本人の一部の誰かが始めているわけです。
始める人が最初は少ないかもしれないけど一度増えれば「流行り」「ブーム」が来て一気に広まるのではないかという仮説はすぐ立てられます。私も良さそうに感じた流行り物は試しますがたいてい良いものです。
当たり前ですよね、良いものが流行ることがあっても悪いものが流行ることはほとんどありません。だからこそみんな乗っかるのです。
■身近な人がベジタリアン・ヴィーガンを始めれば、一気にブームになる可能性
YouTubeやブログなどで複数の日本人の発信者から情報を見たり聞いたりしていると、その発信している日本人のほとんどが留学経験があったり、海外移住の経験があったり、アメリカに住んでいたり、すぐ身近にベジタリアン・ヴィーガンの人が多いという共通点がありました。
身近な人に少なからず影響されて、という人がほとんどな気がします。海外の人にベジタリアン・ヴィーガンが多いのは何となく知っていました。
自分がその選択を取るとは考えもしなかったのが、自分と同じ日本人がベジタリアン・ヴィーガンを選択しているときくと、やはり考えが変わるものです。
私は身近な日本人にベジタリアン・ヴィーガンの人はおらず、これまでの人生で唯一一人しかベジタリアンの方にお会いしたことがありません。
ちなみにその方は大きい病気が原因でベジタリアンになっています。
胃が動物性や刺激のある食品に耐えられなかったとかが理由で、自分の意志で選択したわけではなく必要に迫られてベジタリアンになっていました。
ランチが一緒だったのでお弁当の中身をよく見せてもらっていたのですが、当時は見覚えのない良くわからない豆などの野菜をたくさん使っていて、大変そうだな~くらいにしか思っていませんでした。
今思えばレンズマメとかひよこ豆とかだったのでは無いかなと思います。
今の私は少しずつですがある程度知識を付けてきたので、今であれば彼女とたくさんお話ができるのではないかと思います。
日本の現状はまだまだなので微力ながら情報発信を続けたいですね。